11/2、友人2人と東京国立博物館で開催中の「大徳川展」に行ってきました。
昼過ぎ、鹿児島在住の友人Y君を羽田空港まで愛車レグナムで迎えに行き、
空港近くの「六角屋」というラーメン屋で昼食を済ませ、上野駅で大坂在住の
友人Hさんと合流し、東京国立博物館に向かいました。
まず平成館で開催中のお目当ての「大徳川展」に行きました。
当日は金曜日の午後、それも翌日からは2連休ということもあってか、大変な
人出。係員の「混雑しておりますのでお進み下さい」という繰り返しのアナウンス
もまったく効果なし。年配の方が多いのも相まって大混雑でした。
まず最初に目に飛び込んできたのが、家康所用の「歯朶具足」。関ヶ原の戦い
で着用したとは思えない、完璧なコンディション。その茶色にコーディネイト
されたデザイン性は、戦国時代当時の芸術性の高さを窺い知ることができます。
美しい具足でした。
そして右手にあった「金扇馬印」の大きさに圧倒。こんな馬印が戦場にあると
それは迫力があるだろうな、と想像すると変な高揚感がありました。
家康所用の鉄砲跡のある「南蛮胴具足」、朱色のワンポイントが映える同じく
「南蛮胴具足」は共に欧米文化が色濃く残る逸品でした。
家康所用の具足と比較してその大きさに驚かされたのが、義直所用の
「唐冠形兜白糸威具足」。義直は相当に身体の大きな人だったんですね。
銃身の長い火縄銃、多くの太刀は見事でした。中でも「正宗」の刀には
「名刀正宗だあ〜」という声があちこちから聞こえてきました。
私も「正宗」を生で観るのは初めてでした。
「徳川家康坐像」。
芝東照宮の御神体で、今回初めての展示ということですが、その異様なまでの
霊光は他を圧していました。正面から観ていたのですが、長時間観ることが
できない程の威圧感でした。家康の念がこもっているように感じてなりません。
今回の展示品の中で最も強いパワーを感じました。
帰りの車の中で友人達と「一番感動した展示品は何だったか」という話をした
時、3人ともに同じものを挙げました。それが「徳川家康任征夷大将軍宣旨」
の書状です。
数多くの書状が展示されていましたし、その他多くの貴重な品々が展示されて
いましたが、この家康の征夷大将軍の宣旨には思わず「すげ〜」という感嘆
の声が漏れてしまいました。それほどの逸品です。
道具類にも目を見張るものがありました。
まず天下一と称された肩衝茶入の大名物「初花」「新田」には素朴ながら
華がある不思議なオーラが漂っていました。
またルソンの壷、白天目や曜変天目などの茶碗、利休作の茶杓「虫喰」など
道具類の多彩さは徳川家の威光を十分に感じることができました。
とどめは光圀所用のあの、あの有名な「葵紋蒔絵印籠」です。
葵ご紋の印籠前にも多くの人だかりが。
皆一様に笑顔でした。
武具、道具類以外にも、狩野探幽、円山応挙などの絵や、大奥の品々など
実に見所の多い展示品の数々でした。
平成館の「大徳川展」を後にして横にある本館に行くと、予想もしていなかった
ものが展示されていました。
「遮光器土偶」です。
青森県亀ヶ岡遺跡より出土したもので、教科書などで誰もが知っている土偶
ですが、『これはどう見ても宇宙人だよね』
3人の意見が一致しました。
2時に入館し、出たのが5時。
なんと3時間も観ていました。どうりで足が疲れるはずです。
入館料は大人1,500円です。
”本物”に触れることができる貴重な機会です。歴史ファンはもちろんですが、
日本文化に興味がある人にもオススメします。
土日は相当混みますので、平日がいいですね。
↓購入した310ページにも及ぶ大迫力「大徳川展図録」です。